コトコト堂

イラストレーター大澤ユキの日々のコトをつづったBlogです。

人 動物 自然 を守るということ。

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二人の子どもが人や動物を思いやることを学んできたというエピソードがありました。

 

小学生の子は芸術鑑賞で「幸せの王子」をみてきてとても感動してきたとこと。

私も幼い頃に本でとても感動したのを覚えています。

輝く王子の像は、病気や恵まれない人たちがたくさんいることに、心をいため、自分の体に装飾されているルビーの宝石や金箔をツバメに頼み届けてもらう。一生懸命に働き、恵まれない人たちは幸せになっていくが、南の国に渡ることができずにいたツバメはついに王子の像の足元で力尽きてしまう。みすぼらしい王子の像も市長によって壊されてしまうが、天国の天使たちが王子とツバメを天国に運んでくれるという話。

 

いつまでも心に残る名作ではないでしょうか。

あらすじ書いてるだけでうるっときました。

 

中学生の子は保健所の犬の殺処分について実際に保健所の方からの話を聞いてきたそうです。毎週金曜日は1時間に5頭の犬たちが部屋に閉じ込めさせられ窒息死され処分をされてしまうということ。目玉が飛び出した犬、毛が抜け落ちてしまった犬。大きくなったから飼えなくなってしまって捨てられた犬。たくさんの犬や猫たちが身勝手な人によって見放されているのが現状です。実際にたくさんの病気や困難な状況を乗り越えて元気になった4頭の犬たちと触れ合うこともできたそうです。

 

中学生の子どもは家に帰ってきてから我が家の犬をぎゅっと抱きしめていました。

 

二人の子どもは家に帰ってくるなり一生懸命にこの話をしてくれたので、

とても良いことを学んできたんだな、と思います。

 

私はイラストを描くときに人や動物、環境、世界平和、そんなメッセージを込めた作品を描くことはほとんどないのですが、このイラストはそんな意味を込めて描いた貴重なものです。

 

世界の子どもたち、恵まれない人たち、動物、自然を守り、みんなが幸せである地球で

あって欲しいと願います。